• "雨水排水"(/)
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  1. 名護市議会 2021-06-10
    06月21日-07号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和3年第203回名護市定例会              第203回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和3年6月10日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和3年6月21日 月曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和3年6月21日 月曜日 午後0時17分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 24名 欠  席 2名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 欠 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       26番 比嘉 祐一  1番 島袋 力 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長     比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長   平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長     荻 堂 盛 邦    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長   玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長   佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事    祖 慶 実 季              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長     岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長     屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長     宮 城  建     庶務係主査    金 城  浩  議事係      島 袋 ちえり    庶務係      久 高 志 津 議事係      岸 本 健 伸    議事係      上 地  健  会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 初めに諸般の報告を行います。6月10日受付で、株式会社FMやんばる代表取締役から陳情第64号FMやんばる聴取エリア拡大に向けた新電波塔設置についての取下げの文書がありました。以上で諸般の報告を終わります。 次に、日程追加についてお諮りします。タブレットへアップしてありますように、陳情案件が1件提出されております。この際、日程追加第1 陳情第98号 真喜屋区中央用水路修復工事についてを日程に追加したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 次に、去る6月18日の議会運営委員会において、陳情案件の付託について協議をしていただいておりますので、その結果について議会運営委員長から報告を求めます。比嘉忍議会運営委員会委員長。 ◎比嘉忍議会運営委員会委員長 おはようございます。それでは去る6月18日開催の第46回議会運営委員会の結果について報告いたします。陳情等の委員会付託については、陳情第98号 真喜屋区中央用水路修復工事については、経済建設委員会へ付託して審査させることに決定されました。以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○大城秀樹議長 委員長報告に対する質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これで議会運営委員長報告を終わります。 お諮りします。陳情案件の付託については、議会運営委員長報告のとおり経済建設委員会へ付託し審査させることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。付託の陳情案件については、会期中に経済建設委員会において審査を行い、最終日に委員会報告及び処理を行います。 日程により一般質問を行います。岸本洋平議員一般質問を許します。 ◆岸本洋平議員 皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可がありましたので、議席番号23番、会派にぬふぁぶし名護岸本洋平一般質問をさせていただきます。質問に入る前に、6月23日の「慰霊の日」を迎えるに当たり、一言述べさせていただきたいと思います。76年前の今日、ここ沖縄は阿鼻叫喚(あびきょうかん)の戦火の中でした。太平洋戦争において、沖縄県は本土防衛の盾とされ、県土全域が地上戦の戦場となり、一般県民を巻き込んだ熾烈(しれつ)な戦闘によって、一般県民9万4,000人、沖縄県出身軍人軍属2万8,228人、日本軍兵士6万5,908人、米軍人1万2,520人合わせて20万人余の尊い生命が奪われ、そして多くの財産、文化財を失った戦争でありました。失われた命は二度と戻ってきません。今、戦争体験者の方々の中に、封じ込めてきた記憶を手繰るように、当時の体験を語り始める方々がいらっしゃいます。私の伯祖母も新聞のインタビューに答えていました。私はその横で話を聞きながら、本当に重たいものを背負いながら生きておられたのだと痛切に感じました。戦争は人が人でなくなってしまう。二度と戦争を起こしてはならない。そう話していた伯祖母、その思いがひしひしと伝わってきました。来年は復帰50周年という節目を迎えます。しかしながら、米軍関係の事故・事件は後を絶ちません。それどころか県民の長年の要求である日米地位協定はいまだ改定されず、事故現場や水質汚染の原因調査のために立入りもできない状況です。そして今回の土地利用規制法によって県土の20%以上を基地が占めている沖縄では、県民は少なからず自由を失ってしまいます。沖縄県では復帰後50年がたとうとしているにもかかわらず、米軍の整理縮小どころか、軍事要塞化が進んでいると言わざるを得ない状況にあるのではないでしょうか。今年の慰霊の祈りは、戦没者の御霊に哀悼の意をささげ、二度と悲惨な戦争を繰り返してはならない。繰り返さないことを誓うとともに、沖縄の自由と人権を守り、平和で明るい未来のために努めていくことを誓いたいと思っております。それでは通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。今日はタブレットを使って質問いたしますので、少々途中で戸惑うこともあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。質問の事項1 動物愛護と防犯の取組について。質問の要旨(1)やんばるの自然と空間の中で動物、ペットとふれあいながら優しい生活を送ることは名護・やんばるの魅力の1つであると思います。そうしたことを大切にして動物愛護、保護の活動に日頃より取り組まれております市民ネットワークの方々をはじめ、関係各位には感謝を申し上げます。しかしながら、先月の新聞報道にもあったように、市内で動物虐待とみられる事案が発生しております。動物の遺棄、虐待は犯罪であり、警察が対応して、動物愛護法に基づいて処罰がされますが、本市における動物愛護と管理の取組について伺います。質問の要旨(2)また、周辺地域における防犯と連動した対策について伺います。質問の事項2 辺野古新基地問題について。質問の要旨(1)市民の生命・財産を守ることは議会、行政の大事な責務であると考えます。広大な基地面積を抱える名護市においては、キャンプ・シュワーブ等から発生する騒音被害等について議会では幾たびも意見書、決議等で抗議をし、市当局も日夜対応している状況にあります。過去の事故、事件を見ても基地は地域生活に大きな影響を及ぼします。しかし、2本の滑走路を有し巨大な基地となる辺野古新基地工事について渡具知市長は自身の見解を述べていらっしゃいません。住民生活の安全や市民の財産、自然環境を守ることについても意見することのない今の状況は、市長としての大事な責務を放棄していると言わざるを得ませんが、市長の見解を伺います。ぜひ市長にご答弁をいただきたいと思いますけれども、ここでは今回辺野古新基地についてのご自身の見解というところで質問させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。質問の要旨(2)今回の美謝川切替工事について、名護市の側から協議不要を意味する法定外公共物管理条例に該当しないとして回答をしたことは、市の財産と土地の利用について責務を放棄したものと考えるがいかがでしょうか。また美謝川の切替工事は何の目的で行われると認識していますか。今回、名護市のほうが5月6日付で、防衛局長に名護市長が回答した手続等についての回答では、名護市法定外公共物管理条例の第4条第1項第1号から第5号までは適用ありませんと。水道法に関しても関係法令等による手続は必要ないということで回答なさっておりますけれども、それについての認識について伺いたいと思っております。続きまして、質問の事項3 新型コロナ影響下での教育環境整備について。質問の要旨(1)新型コロナウイルス感染症の収束がまだ見えない状況にあり、名護市内の小中学校ではGIGAスクール構想の整備により6月8日からの休業中、1人1台端末によって遠隔授業が行われております。一般質問を通告したときはまだ始まっていませんでしたが、今日から登校が始まっております。現在の状況と課題について伺います。質問の要旨(2)休業中は放課後健全育成事業(学童)のニーズが高まると思いますが、利用状況について伺います。質問の事項4 名護湾沿岸基本計画について(名護市役所本庁舎について)。質問の要旨(1)去る3月定例会の一般質問でも、施政方針の名護湾沿岸基本計画における「市役所本庁舎について移転を含めた更新検討」について質問しましたが、その後の進捗状況について伺います。質問の要旨(2)名護市役所本庁舎を歴史的な建造物としてどのように評価していますか。以上で一次質問といたしまして、二次質問は自席より行いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 おはようございます。私のほうからは質問事項1、要旨(1)についてお答えいたします。本市では、動物愛護と管理の取組といたしましては、迷い犬の飼い主への返還や、公益財団法人どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊・去勢手術を活用した野良猫の不妊・去勢手術の支援、ペットの飼い方指導を実施しております。また、市民から動物に関する様々な相談も受け付けており、令和2年度は、犬に関することが150件、猫に関することが68件、イノシシに関することが8件、鳥に関することが9件、その他が3件の合計238件となっております。その内容といたしましては、野犬の捕獲依頼、飼い犬の鳴き声に関する苦情相談、飼い犬の放し飼いに関する苦情相談、猫の引き取り要望、猫のふん尿被害に関する苦情相談TNR活動への問合せ、イノシシ対策に関する問合せ、カモの盗難相談、野鳥の保護相談、亀の保護相談、ウサギの徘回(はいかい)相談、闘鶏の放し飼いに関する内容となっております。なお、相談の中に虐待の疑いがあるものがあれば、警察に情報を提供し、対応していただきます。全ての人は、命あるものである動物をみだりに殺傷したり苦しめることのないようにしなくてはなりません。さらに、愛護動物をみだりに虐待したり遺棄することも犯罪行為であります。市としましては、今後も動物の愛護及び管理に関して、市民のひろばを活用し、市民に周知していきたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 おはようございます。私のほうからは質問事項1、要旨(2)、事項4、要旨(2)についてお答えいたします。まず質問の事項1、要旨(2)についてお答えいたします。防犯と連動した対策についてでございますが、市民の方々が不安を抱くような事件・事故が発生した場合や、発生するおそれのある場合には、該当する地域のパトロール強化名護警察署や防犯協会へ依頼するなどの対応を講じております。また、市の保有する防犯カメラのデータを名護警察署からの依頼に基づき提供するなどの協力を行っております。次に、質問事項4、要旨(2)についてお答えいたします。名護市庁舎につきましては、昭和51年の名護市庁舎建設委員会の設置後、2段階・公開設計競技を経て、昭和56年に竣工(しゅんこう)した経緯がございます。市民に開放された憩いの場としての「アサギテラス」や、外気を取りこむ「風のみち」などが評価され、日本建築学会賞を受賞しており、県内外から市庁舎を見学に訪れる観光客なども多く、その建築物としての評価、知名度の高さを実感しているところでございます。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項2、要旨(1)についてお答えいたします。市長の見解ということでございますが、普天間飛行場代替施設建設事業につきましては、知事の承認を得て進められているものと認識しておりますが、一方で、当該事業について、現在、国と県との間で見解の相違があり、訴訟などにまで立ち至っている状況となっております。どちらの主張が法的に認められるか分からない状況においては、慎重に推移を見守る必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問事項2、要旨(2)について答弁いたします。沖縄防衛局が洪水吐の付替工事を計画している場所は、辺野古ダムの一部ではありますが、市所有に属する土地及びそれに附属する工作物等ではないため、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第1号から第4号までの適用はないと判断しております。また、辺野古ダムの水量、水質が維持される場合においては、辺野古ダム内の法定外公共物の構造や機能に支障を及ぼさないこと、また、辺野古浄水場東側法定外公共物は、沖縄防衛局が行う工事にかかわらず、現在の構造や機能は変わりなく引き続き維持されることから、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第5号の適用はないと判断したものであります。洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事は、辺野古ダムからオーバーフローする水の流下方向を変更するためのものと理解しております。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問事項3、要旨(1)についてお答えします。本市立小中学校においては、新型コロナ感染症の学校での拡大防止の観点から、議員ご指摘のとおり、6月8日から20日までの期間、臨時休業となりました。学校休業中の家庭への端末の持ち帰りの状況につきましては、一部の学年のみの持ち帰りも含めて実施した小学校が10校、これまでと同様にプリント等の配布で対応した学校が3校となっております。なお、中学校につきましては、8校全て原則持ち帰りを実施いたしました。課題につきましては、GIGAスクール構想が2019年に文部科学省によって提唱され、当初は5か年計画であったものが新型コロナウイルス禍により大幅に前倒しされました。これまでパソコンを活用した指導を実施しており、基礎的な活用はできるものの、新たなICTのクラウドアプリやインターネットを活用した授業展開に関しては、コロナ禍における学校現場の対応なども重なり、十分な研修を実施できていないことが課題に挙げられます。インターネット環境のない家庭においては、インターネット環境がない場合でも活用できるChrome bookを利用したデジタルの課題配布や紙媒体のプリント配布を行うとともに、申出のあった児童生徒については、学校で受け入れるなどの対応を行っております。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項3、要旨(2)についてお答えします。放課後児童クラブにつきましては、小学校が臨時休業となる一方で、放課後児童クラブは開所するよう沖縄県からの通知を受けて、市としましても開所の要請を行ったところ、全てのクラブに開所していただきました。本市から放課後児童クラブへは、可能な限り午前からの開所についてご協力をお願いするとともに、職員体制がとれない等の事情がある場合はその限りでない旨を通知し、小学校における午前中の預かりについても情報提供し、学校側との連携を促しております。一方、放課後児童クラブ利用の保護者に対しましては、10代や10歳未満の感染者が増加傾向であること及び感染拡大防止の観点から、家庭保育が可能な方に限り、クラブの利用自粛への協力依頼を行っております。なお、放課後児童クラブの利用を自粛した場合には、クラブとその利用者への財政的負担軽減のため、日数に応じた保育料の日割返還を行い支援する予定となっています。利用状況につきましては、小学校の臨時休業初日の6月8日火曜日は、登録児童804人中237人が利用しており、利用率は29%となっております。残りの児童は利用を自粛し、家庭で過ごしたと予想されます。また、1週間後の同じ火曜日の6月15日は255人が利用し、利用率は32%となっています。クラブによっては複数の小学校からの預かりとなることや複数の学年が一緒になること、また児童クラブ活動そのものが密になりやすいことなどから、可能な方は利用を自粛し家庭保育に協力していただいたものと理解しております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは質問事項4、要旨(1)についてお答えいたします。令和2年度に策定した名護湾沿岸基本計画に示しておりますとおり、市役所本庁舎の移転も含めた更新検討につきましては、市民会館と併せて、令和3年度から着手することとしております。現在の進捗状況といたしましては、両施設の更新には地域住民との合意形成や事業手法の検討、必要な財源確保等様々な検討課題がありますことから、今年度は庁内でしっかりとした更新検討体制の構築を行うため、ワーキングチームの設置に関する準備を進めているところであり、今議会終了後、第1回目を開始する予定としております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員
    岸本洋平議員 ご答弁ありがとうございました。それでは引き続きタブレットを使って、二次質問をさせていただきます。質問事項1 動物愛護と防犯の取組についてですけれども、今ご答弁を伺っておりますと、本当に様々な取組をなさっていらっしゃいます。限られた人数のスタッフで、全域を、様々な分野をカバーしていただいて本当にありがとうございます。私も新聞記事になった現場のほうに伺って、当時の写真を拝見いたしました。そしてまた過去に付近で起こったケースの記録も拝見いたしました。そうした状況から、地域の皆さんと市役所の方々、それからまた市民ネットワークの方々が一体となった連携でもって取り組んでいくことが非常に大事だと思います。また警察のほうにも巡回等に協力していただきたいと要望もしていただいているということですけれども、まず防犯のほうから少し伺いたいのですが、こちらについて、例えば今後防犯の強化になるような何かツールなどは考えていらっしゃいますか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 防犯の強化ということでございますけれども、今、21世紀の森公園、それから市街地のほうで防犯に関しましては、カメラの設置等がございます。21世紀の森公園のほうで5台、それから中心市街地のほうで5台ということでございます。カメラの設置につきましては、いろいろ社会的ニーズや地域のニーズもあろうかと思うのですが、なかなか財源の確保とか情報管理など、そういった問題がありまして、現時点については具体的な設置の予定はございませんけれども、今後そういうことでありましたら、またそういったことに応えられるような検討は必要かと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ありがとうございます。ぜひ検討、それから整備を進めていただきたいと思います。それから先ほどネットワークで、みんなで取り組むことが必要だというお話をさせていただきましたが、今、活動をなさっている市民ネットワークの方々をはじめ、取り組まれてはいるのですけれども、何せ財源だったり、いろいろと大変なところもあると。また環境も含めていろいろな整備がそこも必要だと思っているのですが、それについて今後一緒に取り組んでいってほしいと思っております。その答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 いま議員からご案内があったとおり、市民ネットワーク、それから動物愛護団体ともいろいろな連携が図れるかということも今後検討しながら努めていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ありがとうございます。周辺の方々のご意見なども伺って、また円滑に活動ができるようにサポートしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。続きまして、辺野古新基地建設について。質問の要旨(1)のほうでは市長のご答弁もかなり早口だったので、聞き取れない部分も若干あったのですが、これまでと答弁がほとんど変わらないと思いました。今回もそうなのですが、新基地ができることについて、これまでも質問をさせていただきました。ここに基地が集中することによって、住民生活に大きな影響を及ぼすことは、火を見るより明らかではないかと思っております。また環境について、やんばるの美しい自然、また東恩納琢磨議員がご紹介なさっているように、ホープスポットにも大浦湾が選ばれたということで、本当に市民、県民の財産の海だと思うのです。そうした財産をしっかり守っていくことも責務だと思うのです。そのことに言及せずに、係争中の裁判の行方を見守っていくというだけで、市民の生命、財産が守れるのか、私はそれではしっかりとした責任を果たしているとは言えないと思っております。ぜひ市民の生命、財産をしっかり守っていくということで、この辺野古新基地についてもはっきりと発言をしていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 移設問題に対する市長の立場についてのお話だというふうに思います。これは前回の議会でも答弁したと思いますけれども、普天間飛行場代替施設建設事業については、公有水面埋立法に基づいて、国土利用上の観点や環境への配慮など、様々な項目を審査した上で、知事において承認されているものと認識をしております。しかしながら、国と県との間で、見解の相違があって訴訟にまで至っている状況となっていることから、慎重に推移を見守る必要があると考えている。こういう立場でございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 私が申し上げているのは、知事が承認したからそれでいいということではないのではないですかということです。設計変更も行われています。そこに埋立材が、どういう資材が投じられるのかもまだはっきりしていない部分もあるわけです。資材の種類によっては、本当に大きな環境被害が起こってしまうかもしれないと言われているわけです。そういうことについて、市長のほうからしっかりと述べるべきではないかとこれまでも質問をさせていただいているところです。それについていかがですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今、設計変更について意見を申し上げるというお話ではないかと思っているところでございますけれども、資材とかという話がございましたが、いずれにいたしましても、普天間飛行場の代替施設建設事業についての立場は、先ほど来申し上げているとおりでございまして、今、細かい点について意見を申し上げるべきではないかということがございましたけれども、そのような考え方はございません。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 私、資材と申し上げましたけれども、資材ではなくて「材」です。材質です。例えばリサイクル材など、そのあたりが非常に問題ではないかと言われているわけですけれども、そのような立場を述べる立場ではないということは決してないわけです。地元の海なのです。ですから財産なのです。サンゴであったり、生態系豊かな海は市民、県民の財産なのです。それを守るためにしっかりと責務を果たしていますかと。そして事故がこれまでも起こってきているわけです。基地に派生する事故が。それについて基地の機能も含めて確認をして、そういう市長としての意見を述べていらっしゃるのですか、その質問をしているのです。また消火剤など、有機フッ素化合物などが使われる可能性もないとは言えません。排水についてとか、そのあたりをしっかり述べるべきではないでしょうかということです。それについてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今、フッ素の話でしたか、いろいろ細かい話があったわけではございますけれども、現在、キャンプ・シュワーブ内において、そのような情報が発生している、このようなことが発生しているということは聞いているわけではございませんが、先ほどおっしゃいました米軍基地が所在することによって起因する事件、事故はあってはならないと考えておりまして、これまでも事件、事故が発生するたびに、政府や米軍に対して抗議・要請等を行う対応はしてきたところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 有機フッ素化合物の件も例えばこのまま工事が進んだ場合、新基地で使われる可能性など、そのあたりを確認して、ご意見をしないのですかということを伺っているのです。そしてまた事件・事故への申入れというのは分かっています。議会も市当局もこれまでもやっています。そうではなくて、大きな滑走路2本の飛行場が造られようとしているわけです。それについて市長としてしっかりと意見を述べられないのですか、述べることが市民の安全を守ることになるのではないですかと私は質問をさせていただいているのです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 繰り返しになりますけれども、普天間飛行場代替施設建設事業については、知事の承認を得て進められているわけでございます。しかしながら、そのことが今、法的に争いになっているということでございまして、そこでその訴訟の結果によってはこの工事が進んでいくのか、そうでないのかということが明確に打ち出されるというふうに認識をしているわけでございます。そういう中においては、その推移を見守っていくという立場であるということでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ちょっと繰り返しの答弁になっていらっしゃって、質問とかみ合っていないと思っているところですが、ですから知事の承認が全てではないはずです。全てというか、その承認の訴訟の結果が全てなのですかということです。市長としてのご意見はないのですか。この期間も工事が進んでいる。将来的にどのような危険があるのか確認をして、そうしたことも述べる必要があると思うし、環境についてもしっかりと保全対策について述べる必要が名護市としてあると思うのです、あるのです。それについて伺っているのです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今の質問もこれまでと同様な質問ということでございますので、これまで答弁したとおりでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 これ以上、------------------------------ので、次の質問の事項2、要旨(2)に移りたいと思います。それでは質問の要旨(2)でありますけれども、今回、名護市法定外公共物管理条例の第4条第1項第5号についても適用がないということで回答なさっているわけですが、それについてでありますけれども、現在の美謝川の機能に、本当に著しい影響を及ぼすと思っておりますが、今の美謝川は将来的に河口部分、終点部分はどこになるわけでしょうか。それについて、排水については何の問題もないとお考えなのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 まず前提となります条例上の権限を有する美謝川の部分というのがございます。これはダムの湖底部分と、それから国道を渡りまして、浄水場の東側の部分までとなっておりまして、それぞれの提供区域内の部分については名護市の所有となっておりませんので、まず、ここについての権限はございませんということを申し上げた上で、名護市公有水面埋立承認願書の雨水排水計画というのがございます。この中の辺野古浄水場東側水路から新たに整備する基地内の雨水排水管を経て、海域へ放流する計画があるものと承知しているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それについては確認はとれているのですか、伺います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 雨水排水計画については、承認申請の中にもございますので、そういった意味では確認がとれているということでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 現在ある美謝川の河口についての排水計画は承認がとれていると。今そのように聞こえたのですが、それでよろしいのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 当初計画の中にそれがございまして、既に承認を得ている部分にそれはございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 名護市としては、そこに関しては権限が及ばないというご答弁でありましたけれども、それについては今後も私も確認をしていきたいと思っております。現在皆さんのほうでも既にいろいろ防衛局とやり取りをなさっていて、ある意味、話合いはなさっているので、これについて反対をしないということは、黙認をしているということに解釈できると思っているのですけれども、それについてですが、例えば今、市長がこうした基地の工事が進んでいる、美謝川の付替工事が進んでいることに対して、黙認をしているという認識はございますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 黙認ということの意図がよく分かりませんで、沖縄防衛局とは文書のやり取りをさせていただいているというところでございます。そういった中で、新たな洪水吐の付替えをしようと計画をしている部分、水路部分の地権者の同意のもとに、これは行われるものと認識をしているところであります。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 地権者の同意ということでございましたけれども、辺野古ダムから東側、大浦湾に向かって名護市の市有地があるわけです。これについて市のほうはどのような見解なのでしょうか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時48分) (質疑内容の確認あり)                              再 開(午前10時48分) ○大城秀樹議長 再開します。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 これにつきましては、名護市と沖縄防衛局、国との賃貸借契約の範疇(はんちゅう)で行われるものと認識をしております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それにしてもここに新たな河川が治水のためにできると。新しい水路ができるということになると、この水路は半永久的なものになると思うのです。賃貸借の範囲を超えてしまうと。その場合は防衛局のほうが底地の購入であったり、そういうことが必要になってくると思うのですけれども、賃貸借の範囲で片付けられるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 沖縄防衛局が整備する水路の一部には、市の所有地が含まれておりますが、米軍へ提供する目的で、沖縄防衛局との間で賃貸借契約を締結しているため、工事に当たって改めて国が買収、収用する必要はないものと承知をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 通常の道路や構造物だと、そういう見解もできるかもしれませんが、これは水路、河川になってくるわけです。水路です。その場合、こういう賃貸借契約の範囲内でよろしいのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 同賃貸借契約には第6条というのがございまして、原状回復ですとか、補償期間の管理についての定めがございます。返還後に必要があれば、そういった条項に基づき協議をしていくものと理解をしております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 返還後に河川は元どおりになるという認識でいらっしゃるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 元どおりになるかも含めて、そのときの判断、協議によるものと理解をしております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ですからそうしたことについて今、協議するべきなのではないかと思うのです。それを協議不要の扱いにするということは、市民の、市の財産をしっかりと守るということの責務の放棄ではないかと私は質問しているわけです。それについてはいかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 ご質問の件については、法定外公共物管理条例に関する協議ではないと理解をいたします。したがいまして、後に賃貸借契約に基づく何らかの協議が必要になる場合もあると理解しているところです。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 例えばいろいろな条例、法律というのもありますけれども、それに基づいてというお考えももちろん分かりますが、一般論として、市有地、市民の財産です。それについてしっかりと意見を述べて、使用の仕方についてはしっかり協議をしていく。それが市民の財産を守るということだと思うのです。それをしっかりやっていただきたいということでもう一度ご質問いたします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 現在の賃貸借契約の内容に基づいての対応となると思います。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ちょっと堂々巡りになって、先ほどの市長の答弁と同じような堂々巡りになっているのですが、すみません、再開中でいいのでしょうか、文言の訂正をお願いしたいのですが、休憩中がいいですか。休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時55分) (文言の削除依頼あり)                              再 開(午前10時55分) ○大城秀樹議長 再開します。岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 文言の削除依頼ですが、先ほど市長への質問の中で、------------------と申し上げたのですが、それについては削除をお願いいたします。続けていきたいと思います。私の質問の趣旨は、市民の生命と財産を基地の危険性から守ると。また、こうした財産について過去の経験からもしっかりと市民を守っていく、財産を守っていく。そのことがとても大事です。そのことについてしっかりと答えていただけない。このことについては私も質問の要旨の中で述べていますとおり、市長として大事な責務を放棄していると言わざるを得ないと、今、そう思っているところであります。続きまして、事項3をお願いいたします。時間も少なくなっておりますので、GIGAスクール構想の整備によっての1人1台端末ですが、今、持ち帰っていらっしゃるお子さんもいらっしゃるのですが、そこで今、市民のほうからご意見をいただいているのが、Wi-Fiのモバイルルーターを163台でしたか、借用したということであったのですが、そのお借りした方はそれを使うために通信料を自身で契約して使わなければいけないという状態だと伺っております。休業の期間も明確ではない。そういう状況で通信契約をしていくのは非常に大きな負担だと思います。それについてぜひ改善していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 今回ルーターの貸出しもしているのですが、学習としてはChrome bookをダウンロードしてやるとか、いろいろ取組はしているのですが、さらにまたWi-Fiの通じるところに行ってもらうとか、学校に来ていただいて通信をしてもらってという行いもやっておりますので、その辺も活用して、子どもたちの通信環境を確保しているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 モバイルルーターについては、ぜひ市の費用で貸出しをしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 通信費に関しましては、また今後どういう形で支援できるのかを検討していきたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 いま指摘をさせていただいたわけですけれども、今回の1人1台端末によって、随分いろいろ学習効果も出ていると伺っております。ぜひこれからもこうした取組、世界とつながるわけですから、本当に大きな学びの広がりをぜひ支援していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。最後に、質問の事項4ですけれども、名護市役所本庁舎の今後の利活用についてですけれども、ワーキングチームを発足して、最初のスタート、出発点がどの方向に向くかというのは非常に大事だと思うのです。これまで市民に愛されてきて、名護市発足の第1次基本計画のときに建設をして、名護市の誕生の息吹であったり、歴史が詰まったこの建物をいかに後世に残していくかというのは非常に大事なことだと思います。それにまずは努力してみるということだと思います。そこはどのような活用の仕方をするかはまた議論が必要だと思いますけれども、それについて、いかがお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 市役所本庁舎及び市民会館の移転を含めた方針検討というところでございますけれども、今回設置を予定しておりますワーキングチーム、名護湾沿岸基本構想及び基本計画の着実な推進に当たりまして、まず庁内関係各課等との連携体制構築のために設置するものと考えております。まず庁内の関係課の課長級のメンバーを集めて、実施体制として定例的に会議を実施し、関連計画との整合を図りながら、いろいろな論点を整理していくという予定としておりますけれども、議員からもご指摘がありましたとおり、様々な論点、財政負担とか、事業手法ですとか、市役所庁舎の今の価値ですとか、そういったものについてもしっかり検討しなければいけないと思っておりますので、そういったものをワーキングチームですとか、ほかの会議体の構成も含めて、今後検討していくということで考えております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ぜひ大事に大事に議論していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上をもちまして、議席番号23番、岸本洋平一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 岸本洋平委員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前11時3分)                              再 開(午前11時13分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲村善幸議員、一般質問を許します。 ◆仲村善幸議員 皆さん、こんにちは。お疲れさまです。議席番号16番、市民ネット、仲村善幸、これより一般質問を行います。早速ですけれども、質問事項1 辺野古新基地建設について。要旨(1)陸上自衛隊水陸機動団の辺野古新基地への配備に関して、市当局が知り得ている情報について説明を求めます。要旨(2)安和桟橋、塩川桟橋からの土砂搬出事業で、(イ)これまで辺野古埋立てに搬出された土砂の総量と費用、(ロ)契約している会社、運搬船数と船の座礁事故件数、(ハ)今後の搬出計画についての資料の提出と説明を求めます。要旨(3)美謝川切替えについて市の見解を求めます。要旨(4)辺野古埋立て予算をコロナ対策に回せとの声があるが、市の見解を求めます。要旨(5)今年4月に開催された日米首脳共同声明における普天間飛行場の辺野古移設推進明記に対する市の見解を求めます。質問事項2 数久田流弾事件について。要旨(1)2018年に数久田区内の農園で起きた米軍の流弾事故に関して、県警は殺人未遂と器物破損の容疑で被疑者不詳のまま書類送検したと発表しました。この間の経過の説明と名護市の対応について説明を求めます。質問事項3 スポーツ施設利用について。要旨(1)野球やグラウンドゴルフ愛好家等から市の施設利用についての苦情や問合せが出ていますが、市に寄せられた問合せなどの内容や件数、市の対処方について説明を求めます。質問事項4 公共交通について。要旨(1)「名護市地域公共交通検討会議」の構成員選定方法について、資料の提出と説明を求めます。資料の提出をしていただきまして、ありがとうございます。答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問の事項1、要旨(1)から(5)について答弁いたします。まず要旨(1)につきましては、沖縄防衛局から防衛省として陸上自衛隊水陸機動団をキャンプ・シュワーブに配備する計画は有していないと伺っております。次に要旨(2)につきまして、沖縄防衛局からの回答を取りまとめた資料をタブレットに配信しておりますので、ご確認をお願いします。まずは(イ)の搬出された土砂の数量についてですが、安和桟橋及び塩川港から搬出し埋め立てた土量は合計で約133万立方メートルとのことでございます。なお、費用につきましては、埋立材の搬出については、埋立工事の契約の一部として実施しており、埋立材の搬出に係る費用のみをお答えするのは困難とのことでございました。次に(ロ)の契約している会社につきまして、埋立材の搬出については、埋立工事の契約の一部に含まれており、当該埋立工事の受注業者は、大成建設・五洋建設・國場組 建設共同企業体、安藤・間・大豊建設・大米建設 建設共同企業体、大林組・東洋建設・屋部土建 建設共同企業体とのことでございます。安和桟橋及び塩川港から埋立材の施工区域への海上搬入につきましては、平成30年12月から今年5月末までで、延べ約1,830隻で、また、現時点において埋立材の運搬のために使用しているガット船は21隻とのことでございます。また、運搬に伴うガット船の乗り上げ事故の件数は2件であると伺っております。次に(ハ)の今後の搬出計画につきましては、海水面から3.1メートルから4メートルの高さまでの埋立てについて、事業行為通知書における終了予定年月日は、埋立区域②-1については令和3年7月31日、埋立区域②については令和3年9月30日と伺っております。次に要旨(3)につきまして、沖縄防衛局が洪水吐の付替工事を計画している場所は、辺野古ダムの一部ではありますが、市の所有に属するものないしそれに附属する工作物等ではないため、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第1号から第4号までの適用はないと判断しております。また、辺野古ダムの水量、水質が維持される場合においては、辺野古ダム内の法定外公共物の構造や機能に支障を及ぼさないこと。また、辺野古浄水場東側法定外公共物は、沖縄防衛局が行う工事にかかわらず、現在の構造や機能は変わりなく引き続き維持されることから、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第5号の適用はないと判断しております。次に要旨(4)につきまして、普天間飛行場代替施設建設事業の予算をコロナ対策費に充てるべきという趣旨のご質問かと思いますが、国の予算につきましては国会において審議されるものでありますので、市として見解を述べる立場にはないと考えております。国が計画している埋立工事費についての資料につきまして、沖縄防衛局から提出された資料をタブレットに配信しておりますので、ご確認をお願いいたします。この資料は、沖縄防衛局のホームページに掲載されている、令和2年4月の資料の抜粋となっております。次に要旨(5)につきましては、これまで同様、日米両政府の見解が示されたものであると認識しております。続きまして、事項2、要旨(1)について答弁いたします。平成30年に発生した数久田区における流弾事故の経緯について、資料をタブレットに配信しておりますので、ご確認をお願いいたします。経緯としましては、事故当日の平成30年6月21日に数久田区にある農作業小屋に銃弾のようなものが落ちているとの情報を得て、沖縄防衛局に事実確認を行いました。翌日の6月22日には、市長が現場を確認し、名護警察署長から状況について説明を受けております。また、同日に沖縄防衛局長が名護市役所に来庁し、市長に状況を説明しております。6月28日には、県警が当該銃弾が発射された銃弾であることを発表しております。12月12日に、米側から沖縄防衛局に対し、発見された銃弾は米軍第3海兵機動展開部隊の所属部隊が、キャンプ・シュワーブ内のレンジ10において実弾射撃を実施した50口径弾であると説明があった旨の説明がございました。12月19日に、市から沖縄防衛局及び海兵隊に対し、抗議文書を発出しております。翌年の令和元年5月29日に、沖縄防衛局から流弾の原因、再発防止策について説明がありました。6月26日に、市、国、県、県警、数久田区によるキャンプ・シュワーブのレンジ10への立入りを行い、当時の状況や対応について説明を受けております。今年、令和3年5月28日に、殺人未遂、器物損壊の容疑で被疑者不詳のまま県警が書類送検しております。以上が、経緯となっております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問の事項3、要旨(1)についてお答えします。施設利用に関する苦情や問合せにつきましては、21世紀の森公園の利用者より3件寄せられております。1つ目は、第2球場での硬球使用は、キャッチボール程度のウォーミングアップで認めておりますが、ノックなどバットを用いた練習でも認めてほしいということ、2つ目は、日没前後においても球場の照明は使用したくないということと。3つ目は、公園内の歩道で集団飲酒しているところを巡回中の職員が注意したことによるものです。なお、第2球場につきましては、硬式用防球ネットが整備されていない軟式野球専用の球場となっていることから、他の公園利用者の安全確保のため、硬球を使用してのノックやバッティング練習を禁止しております。次に球場の照明につきましては、季節や天候により点灯時間は変動しますが、競技者や他の公園利用者の安全確保のため、ボールが見えづらくなる薄暮時間に点灯するようお願いしております。次に公園内での飲酒につきましては、バーベキュー広場や競技施設外の芝生部分など、他の利用者の迷惑とならない場所での飲酒は禁止しておりませんが、大騒ぎするなどの迷惑行為がある場合や、通行や施設利用に支障が出る場所での飲酒については、注意を行っております。次にグラウンドゴルフでの施設利用者からの苦情は確認しておりません。現在進めておりますサッカー・ラグビー場拡張工事により、当施設が使用できなくなっていることから、今後のグラウンドゴルフの利用場所について問合せがありました。そこで新たに設置した屋外投球練習場前の広場や野外ステージ前広場、200メートルトラックの芝生部分の利用を案内しております。今後、公園利用者へ分かりやすい丁寧な説明に努めてまいります。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私からは質問事項4、要旨(1)についてお答えを申し上げます。まず「名護市地域公共交通検討会議」でございますが、こちらは令和元年度から令和2年度に実施しましたコミュニティバス等の実証実験事業において、住民生活に必要な旅客運送の確保、その他旅客の利便の増進を図り、地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要となる事項を協議するために設置されました。当該会議においては、コミュニティバス等の実証実験のルート、ダイヤ、事業内容について協議を行っております。今年度、名護市地域公共交通計画の策定並びに名護市街地及び周辺エリアにおけるコミュニティバス、久志地区におけるコミュニティバス及びデマンド交通の実証実験の実施に係る協議を行うため、今年度は地域公共交通の活性化及び再生に関する法律並びに道路運送法の規定に基づく法定協議会として、「名護市地域公共交通協議会」を新たに設置いたします。当該協議会における構成員につきましては、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律、また国土交通省がまとめた「地域公共交通計画等の作成と運用の手引き」及び他市町村の地域公共交通会議の委員名簿、これらを参考にいたしまして、国・県の関係部局、交通事業者、道路管理者、公安委員会、学識経験者、市民を代表する者らで構成しております。委員(案)につきましては、お手元のタブレットに配付しております資料のとおりとなっております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 ありがとうございます。二次質問は事項4、事項3、事項2、事項1というふうにやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。公共交通については、資料をありがとうございました。昨年までは15団体が委員に入っていましたけれども、今回予定しているのは個人といいますか、21団体が名を連ねています。幅広く意見を聞いていくということだと思います。先日、当局の担当にもお話をしましたけれども、その中でこれまでは労働組合、働く者の団体の委員がいないと。ほかの市町村はほとんどいるわけですけれども、名護市がいないのはどういうことでしょうかということもありまして、いろいろお話をさせていただきましたが、今回私鉄沖縄県労働組合連合会ということで、ほかの市町村と同じような形で、名を連ねております。これはバスの当局が入るのは当然ですけれども、実際に現場で運転したり、利用者の苦情を聞いたり、あるいは現状をよく知っているのは運転手たちが中心だと思います。そういう人たちの声をそこにどう生かしていくかという意味で、ぜひ労働者の代表を入れるべきだと思いましたけれども、今回は入っていますので、それを生かしていただきたいと思いますし、幅広い人たちの意見を聞いて、名護市の地域公共交通をしっかりしたものにしていくということが大切だと思いますので、よろしくお願いします。先日、翁長久美子議員から障がい者関係については、社協が新しく名前を連ねていますが、利用する障がい者の方もそこに入れたほうがいいのではないかという提案もありましたけれども、そこも含めて、もし検討がされるのであればよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。事項4は以上であります。それから事項3のスポーツ施設については、これも苦情というか、どうしたほうがいいかというのがありまして、特にナイターの利用で、申込みをしたのですが、時間をちょっとオーバーしてグラウンドの整備をしていたら暗くなって、そうしたら担当が来て「ナイター料金も払いなさい。」と言われたという趣旨の話があって、これはどういうことかと思いまして、いろいろ市当局にも問合せをしたのですが、先ほど答弁がありましたが、ナイターは何時から何時までということは決められていなくて、季節であるとか、天候の状況であるとかということがありますので、事前にナイターにかかると、あるいはかかる可能性があるとかという場合には、受付の段階でそこら辺は調整をしてトラブルがないように、また時間もきちんと守ってもらうようにということで、指導などもしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。そこはきちんとやっていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 今後は受付時とか、当日の利用時に丁寧に説明をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 ありがとうございます。よろしくお願いします。次は数久田の流弾事件についてですけれども、資料ももらいましたが、資料の中では何度か防衛局から説明も行われていたり、あるいは令和元年6月にレンジ10に立入りもしています。そのときの説明文書とか、あるいはレンジ10に入ったときの状況とかということの資料などはありますか。
    大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時35分) (質疑内容の確認あり)                              再 開(午前11時36分) ○大城秀樹議長 再開します。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 現場で配付された資料などはございませんが、職員がメモを取っておりますので、これは資料として提供したいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 ぜひお願いします。というのは、これまで長い期間かかったのですが、先日の新聞では、皆さんご承知のように容疑者・被疑者不詳で書類送検、発射した兵士は特定できなかったと。地検は不起訴にするのだということが報道されました。それについて名護市としてはどう考えますか、あるいはどう対処していきますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 書類送検されたという事実はございますけれども、まだ不起訴になるかというところは、新聞報道では不起訴になるかどうかというのもこれからの話であるのかというふうには理解しているところでございます。いずれにしましても、こちらについては刑事事件としての扱いになりますので、市の見解については遠慮させていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 市としての意見は係争だから述べないということですね、述べませんということですね、いま言っているのは、祖慶参事。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 流弾事件については、市としても抗議をしているということはお伝えしているところでございます。ただ、私が言っているのは、今回の刑事事件としての訴訟になっている部分については、市としての見解は遠慮させていただきたいと申し上げているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 今、言っているのはその新聞のことを見て、そういう結論になったことについてどういう見解を持っているかということです。見守るということだけですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 県警が銃弾を発射した兵士などの情報を米側に求めてはおりましたが、回答が得られず、このような処置に至ったものと認識はしております。米軍が所在することに起因する事件・事故はあってはならず、訓練マニュアルを徹底するなど、再発防止に取り組んでいただく必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 それを伝えましたか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 事件当初に沖縄防衛局と海兵隊に対し、抗議文を送っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 ちゃんと答えてください。抗議したのは前です。平成元年。これは分かります。これは僕らも文書をもらいました。だけど今回のことについて、こういう事態に至ったことについてどう思うかということと、それでいいと思っているのか。あるいはただ見守るということだけでいいのか、名護市としてやるべきことは何もないのかということです。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 確かに新聞報道によりますと、県警が刑事事件として起訴したというところはございます。先ほど申しましたように、市として抗議もしております。ただ県警が改めて起訴したからといって、これについて、また追加で抗議をするという考えは今のところ持っておりません。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 話にちゃんと答えてください。もう一度抗議しなさいとは言っていません。抗議してもいいです。あるいは呼んできちんと説明を求めて、答えてもらえなかったことをさらに聞いていかないと、今のままでは名護市はお手上げです、何もやらない。何もやれないのです。やらないということを証明したのと一緒です。ちょっと時間がもうないので、次に、次にというか、その件について、なぜこういう被疑者も明らかにならない。原因も、詳細が分からない。そういう中で、地検も起訴ができないというのは、どういうことが根拠になっていますか。どういうことが根拠で、そういう結果になるのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 不起訴になるかというのは、これからの話かとは思います。ただ、あるとすれば地位協定上の公務中であるという解釈のもとになってくるのかと。これはあくまで推測でございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 地位協定に大きな原因があれば、地位協定をどうするのかと、これでいいのかというところまで言及して、名護市としては、地位協定を改定しない限りこの事件はうやむやにされるということは、歴史的に我々は分かっているわけです。そういうことを今やるべきです。裁判の結果を見てからどうするのですか、あるいは起訴しないことによって、もう全部米軍に任せきりになるのですかということです。こういう理不尽さも沖縄の現実であるし、名護市の現実です。少なくとも地位協定のどこに問題があって、どこをどう改定しなければいけないということも発信すべきだと思います。細かく触れませんけれども、地位協定には日本政府は管理権も立入権もない。訓練や演習の際に立入権もない。それから捜索や差押え、検証する警察権もない。裁判に関しては裁判権もないと、公務中については。こういうことはずっと言われていることで、今回もまた引き起こされていると。そういうことに対して、これは市当局の責任も大きい、我々議会議員の責任も大きい、先日、前回でしたか、川野純治議員が抗議集会をすべきではないかと質問をしたときには、それは考えていないということでした。こういう姿勢がこのような地位協定を盾に米軍にやりたい放題のことをされてしまうということになるわけです。だから行政の責任者として、市民の命や権利を守る責任者として厳しく追及をして、そうでなければ基地は要りませんということぐらい我々は今までずっと言ってきたではないですか。それぐらいがなぜ今、言えないのかということだと思いますので、そこはよく考えて、今後このことがどのように展開していくのか、どのようにまた波及していくのかということについても積極的に、人ごとみたいに言わないように、自分のこととして、市長は市の総責任者ですので、責任を持った行動をしていただきたいと思います。事項1の新基地建設問題について、陸上自衛隊の水陸機動団の辺野古新基地への配備問題について、前回と同じような、「国としてはそういう計画がない。」ということでしたということしか言っていませんけれども、先日4月15日に、これまでは「そういう形の図があったとの話はある。」と言っていた岸防衛大臣が、「3月30日の参議院の外交防衛委員会では、そのような報道があることは承知しているとの趣旨だった。」というふうに、図があったという話はあると言っていたのに、今は「そういう報道があるということの趣旨だった。」と言って、ごまかして逃げているのです。二転三転することについて、名護市はどう考えますか、計画は有していないというふうに、そのように認識しているというふうに市長は答弁していましたけれども、市長はこの二転三転されていることについてはどう考えますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 二転三転というのがちょっと分かりかねるところではあるのですけれども、名護市として、沖縄防衛局を通じて確認したこと。あるいは外交防衛委員会が4月20日にあった中の岸防衛大臣の発言の中でも「同部隊を含め、沖縄県内への水陸機動団の配備というものは考えていないということです。」という答弁等もございますので、我々としては、これ以上の情報はいま持ち合わせていないということでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 国が言うことをそのまま聞いているだけだからです。それに対して、おかしいとも、調べてみようとかも感じていないのが今の答弁です。政府はこの件について、岸防衛大臣は「計画図案を非公開とする。」と言っているのです。公開しませんと。「計画図がある。」と言っていた。この計画図は非公開にしますと。ということはあるということです。なぜ非公開にするかと言えば、日米間で様々なやり取りが行われている。協議過程においてどういったことが協議されているか中身を明示することにもなるということで、あるともないとも回答しないということを述べていますが、開示を請求したジャーナリスト、布施さんという方は審査請求をするということですけれども、図面があるかないか言えないという防衛省の態度についてはどう思いますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 情報公開上のグローマー拒否という取扱いを国が行ったものとは思いますけれども、その趣旨については承知しておりません。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 そのことについては何でしたか、ちょっと聞こえませんでした。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 なぜそのような対応をしたかまでは承知しておりません。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 そうなるわけですけれども、先ほど市長に「陸幕施策等説明」平成27年9月28日の資料、これは防衛部の資料ですけれども、南西地域における部隊配置、これは水陸両用も含めた自衛隊の配置ですけれども、その中に沖縄本島と与那国と石垣と宮古、奄美に配置するというふうに部隊配置図があるのです。与那国はちゃんと黒塗りにされていません。平成27年度、もうやりました。それから宮古もやりました。これも黒塗りにされていません。石垣は今、建設中ということで黒塗りになっています。沖縄本島には、点々で指しているのは辺野古です。それは黒塗りです。市長、見ていますか。黒塗り。ということは、これは陸上自衛隊をキャンプ・シュワーブに持っていくということを示すものであると思いますが、そうとは思いませんか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 資料で沖縄本島が黒塗りで潰されております。その下のほうに平成28年度予算概要事業ということで、奄美とか、宮古、石垣、与那国という記述はございますが、沖縄本島の記述はございません。したがいまして、この資料自体が沖縄本島で何をしようとしているのか、全く分からないというのが正直なところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 全く分からないはずはないです。調べようともしないからです。こっちには陸上自衛隊が配置されるということです。どういうものが配置されるのかということについては黒塗りだから書かれていませんけれども、だけどこれまでの資料では、前回の一般質問でも行いましたように、水陸両用部隊が辺野古に移設されるということが大前提になっていて、こういうものが書かれているわけです。あまり知らぬ存ぜぬと言わないで、名護市のキャンプ・シュワーブに来る可能性があるのだから、名護市が自衛隊についてどう考えているかは分かりません。私は反対ですけれども、賛成であっても反対であっても事実関係は事実関係としてちゃんと見て、配置しますということを政府が発表してからではもう遅いということです。それでもいいと思っていますか、それについて検証する気持ちはないですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 防衛省からはキャンプ・シュワーブの共同使用により水陸機動団を配置するということは考えておりませんというようなことが繰り返し述べられております。したがいまして、これ以上、名護市として確認のしようがないというのが事実かと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 確認のしようがあるわけです。それは問い詰めていけばできます。防衛省の説明で納得しているだけの話です。なぜ今、計画はないと言っているかということですけれども、伊波議員の質問に対しても今後も配備の計画はありませんと。その考えはありませんとあるのです。だったらこの計画自体を撤回しないといけない。あるいは黒塗りを白塗りにして、実はこういう計画がありましたけれども、これはなくなりましたというふうに言わないといけないです。それもやらないということは、キャンプ・シュワーブに埋立てが完成したら陸上自衛隊を配備する予定だったけれども、反対も多くて、それから軟弱地盤も見つかって、いつ完成するかも分からない。そういうことだから計画どおりにはいかないので、今は隠しておこうと。なかったことにしようという政治判断が働いてやっているというふうに僕は推測しています。そういうふうに言う人がたくさんいます。これだけ計画もしていて、もうありませんというようにちゃんと黒塗り部分をなくしていくか、あるいは計画図を直していくとかというようなことをしないと信用できません。今の政権がずっと続くわけではないから。10年後にまたやりますと言いかねないのです。これでいいですかということです。もっと防衛省に対して、名護市から計画はありませんという場合の図面なども含めた計画はありませんというところに至った経緯について、申入れしませんか、どうですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 水陸機動団を配備する計画を有していない旨の発言を防衛大臣が国会ですとか、記者会見で言っており、そういった内容の会議録、議事録等も確認できるわけですから、改めてこちらから要請をする必要はないと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 擁護しているのか。僕から言えば、政府の言いなりになっているというか、これでは市民の不安とか、将来のことに対する懸念とかは払拭できないですよ。要旨(2)の安和桟橋、塩川桟橋について資料提供をしていただきまして、ありがとうございます。これはまたいろいろ検証していきたいと思いますが、今日聞きたいのは、ガット船2隻が座礁したけれども、伝馬船や警戒船が2つも沈没をしています。座礁とかやっています。あそこは本部町とか、名護市の漁民が漁をしている場所で、部間スニといって、漁場があるというのは知っていますか。ガット船が停泊している場所。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 あの海域につきましては、本部町、今帰仁村、名護市の沿岸漁業としての漁業権が設定されている海域であるということは理解しております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 その場所であれだけの大型船が、多いとき、僕が数えたら30隻ぐらいいて、普通には20隻近くとか、ずっと停泊して順番を待って、また海が荒れたときにはそこが停泊地になってしまっているということによって、この部間スニの上に、真上にアンカーを沈めてやっている船があるのです、この周辺全部ですけれども。特に辺野古埋立てに一番大きく関わっている企業の船、名前は言いませんが、言いましょうかね。これはもう公共の仕事だから。そういう船が真上に泊まっているのです。漁場の真上です。ウミンチュがこっちは漁場だからもっと沖に泊めてくれと言っても聞かない。沖縄の業者は聞かないそうです。本土から来る業者は1隻だけずらしたそうです。あそこで漁業ができないということと、それからあれだけの大きな船のアンカーを沈めるので、サンゴ礁をどんどん破壊していると思います。座礁したり、流されたりしたところもアンカーが外れたりして、これをずっと繰り返していると思います、これだけ大きい船が泊まるから。僕は潜って見たことはないですけれども、ウミンチュが言うには、これは相当サンゴ礁が削られて、影響を相当与えていると思うと言っていました。名護の漁協から、そういう漁場だから何とか対応をしてくれというような申入れとかをされたということはありますか、聞いていますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 名護漁協のほうからそのような報告を伺ったことは今のところございません。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 そこは一般質問に具体的に書いていないので、申し訳ないのですが、できればそこも調べてほしい。本部の漁協は苦情を出しているのです。この工事の関係者にも、防衛局でしょうか、そこにも申入れしたそうです。だけどほとんど変わらないということで、山がどんどん壊されて、この大切な資源が埋立てに使われると。基地建設に使われると。南部での戦死者の骨が混ざった土が埋められるというのと同じように、これは沖縄県民にとっては耐えがたいことだと思います。せっかくの本部半島にある砕石があれだけ環境を破壊してでも、それは資源だから大事に使おうというふうにあると思います。それを資源ではなくて、資源として使うのではなくて、埋立てとして使うというのは、これは資源ではないと思います。沖縄の資源として使うというのと、基地建設として使うというのは違うと思います。本部半島から搬出されている、辺野古へ搬出されているのは、資源の使い方としては僕はどうかと疑問であるし、反対であるのですけれども、市当局はそれについて考えたことはありますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 議員はそのようにお考えかと思いますが、いずれにしても埋立材としてはいずれかから提供していただかないといけないわけでございまして、沖縄防衛局と事業者の工事の契約事業者との間の契約に基づいて、現在の状況のように実施されているという認識をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 賛成でも反対でもないのに、そんなことがよく言えますね。こんなことを論評する立場にないような状態に陥っているでしょう。ちょっと時間がありませんので、要旨(5)の日米首脳共同声明のところ、美謝川の切替えとか、辺野古のコロナ対策の市民の声というのは、切実な問題でありますけれども、先ほどの美謝川の切替えについての岸本洋平議員に対する市当局の答弁は、私としても納得できないし、結局、法律の解釈で、解釈をして、僕から言えば、勝手に条文を解釈してやっていると。これは法律に引っかかりませんと言っていますけれども、稲嶺前市長のときには防衛局は美謝川の切替えのための洪水吐の切替えと言っていたのですが、今回もそう言っているのではないですか。だから美謝川の変更ではないというふうに言っていますけれども、それも言い逃れであるし、法律を勝手に解釈して言っているに過ぎないと思います。明後日、川野純治議員と大城敬人議員から一般質問がありますので、ぜひ真正面から答えていただきたいと思います。日米首脳共同声明について市長は法的な判断を注視しているので、そういう立場から具体的なことを言うことはできませんと。判断を注視しますと言っていますけれども、市長、これでいいのですか。辺野古移設を明記したことについて何も言わないでいいのですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今の質問は日米首脳共同声明に辺野古移設が明記されている。そこに何も言わないでいいのかということだと解釈しているわけですけれども、先ほど一次答弁で参事のほうも答弁していましたように、日米両政府の見解が示されたものであると認識をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 だからそれについてどう考えるかを聞いているのです。もう一度答えてください。それについてどう考えていますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これは日本政府が見解を……、失礼しました。ちょっと休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後0時12分) (答弁の調整あり)                              再 開(午後0時12分) ○大城秀樹議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 繰り返しになりますが、これにつきましては、これまで同様、日米両政府が見解を示されたものであるという認識でございます。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後0時13分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午後0時13分) ○大城秀樹議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 市としての見解は、どう思うかということであると思いますが、またこれも繰り返しになるわけでございます。この共同声明は、繰り返しですが、日米両政府の見解であると認識しておりまして、市といたしましては、普天間飛行場代替施設建設事業について、国と県との間での見解に相違がありまして、訴訟になるまでに至っている状況となっており、その推移を慎重に見守る必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 4年間ずっとこういうことを言い続けて、自分はこの答弁に飽きていますけれども、私ももうこれ以上質問したくないという気持ちに本当はなります。市長、次期市長選挙にも出馬するということを表明しましたけれども、辺野古移設に対する賛成でも反対でもない、それから司法の判断を注視するということで、次回の市長選にも臨みますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 次回のことについてはこれから検討していきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 そういうことを、市長、今までやってきたのだから、これを言い続けるしかないのではないですか。変わることもあるのですか、どうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これまでの繰り返しになるわけですが、国と県との訴訟、その推移を見守っていく。ですから次回はどうなのですかといって、いま現在はそうかもしれませんが、いつそのことがどうなるかも分からないわけでございまして、ですから次回はどうするのかといっても、そのときになってみないとよく分からない。ですから軽々に発言することはできませんが、私のスタンスについては今も変わりはないということでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 市長選挙は来年です。基地建設はずっとまだ先です。ずっと続きます。賛成でも反対でもないという公約は来年の市長選挙でもやりますかということをもう一度お答えください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問が同じでございますので、先ほど答弁したとおりでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 こういう思考停止状態になってしまっていると。これは渡具知市政の政治の劣化であるし、行政の劣化にもなります。市の発展の阻害物にもなるということを申し上げて、一般質問を終わりたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員の一般質問を終わります。休憩します。                              休 憩(午後0時17分) (普天間飛行場代替施設への陸上自衛隊水陸機動団配備問題対策特別委員会開催の連絡あり)                              再 開(午後0時17分) ○大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。ご苦労さまでした。                              散 会(午後0時17分)...